線画とは

オリジナル原画:森の主1904

ここで言う線画とは、エネルギーの集合体を形にしたもの。そう感じています。

《線画を描く》と言うのは私にとって特別なことで、急に私の中から出てきたモノでした。

本当に突然なんの滞りもなく、描けてしまえるものとして出てきたのです。

絵を描くと決めて、描き始めてから1年半がすぎた頃でした。

アート作品の創作とはまた違う、

呼吸するように自然に、何もないところから浮かび上がってくる形たち。

その形を追っていくといつの間にかに作品ができている。そんな感覚です。

毎回、毎回、この作品はこんな感じなのね。と私ではない別の何かに語りかけるように対話しながら生まれてきます。

線画は宇宙に繋がっていて、その空間のエネルギーをシンボルにしている感じがしています。

実際にその空間は見えないし、聞こえないので感覚的なものなのですが、不思議とそう感じるのです。

その世界の源に触れることで私たちは感覚が豊かになったり、

内観が進んだり、本来の自分を思い出し、楽に生きられるようになったり、

さまざまな形で変化を体験していきます。

自分の中に眠る本質が花開いていく感じです。

またある時は、その人自身の本質を形にしたり、気持ちや性質を形にしたり、場所や自然など、目に見えないけどそこに存在するモノを見える形に表現していきます。

会社や商品、ブランドなどあらゆるものには個性があると思っていて、その個性を引き出すのも線画の得意分野です。

線画たちはどの作品もパワフルでエネルギーに満ちています。

作品の前で絵の解説をしているとそのエネルギーを受け取って汗をかいてくる方もいらっしゃいます。

作品と気が合う(つまり気に入ったり、気になったり)と「整える」「流れる」「循環」「本質に繋がる」「温かく、軽く、明るい」

そして「パワフルなエネルギーに満ちている」など線画の特徴を受け取れるようになるのだと思います。

ある人は線画を、「本質の種」と言いました。

またある人は、「絵の形をした祈り」と言いました。

その2つ共、線画を表現していると思います。

そして

線画は宇宙の一部をうつすシンボルです。